このページは、ユト個人本(コピー)「ナル麻衣スキーの、ナル麻衣スキーによる、ナル麻衣スキーのための本 vol.3」のオマケページです。
間違ってたどり着かれた方は、レッツまわれ右!!

































では、改めまして、お買い上げありがとうございます。
またしてもUPが遅くなり申し訳ございません・・・・・。ほんとに・・・・・。
少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

本に載せていた「君は笑うだろうか」の続きになります。
ちなみに今回はあんまりエロくないですが、それなりに示唆するものがあります。
苦手な方も、レッツ☆リターン!!









































覚悟はよろしいですか?











































忠告はしましたよ?































では、いってらっしゃいませ。
レッツ☆スクロール!!











































喉の渇きを潤すためにリビングへ行っていたナルが寝室の扉を開けると、情事を思い起こさせる濃厚な空気がまだ残っていた。
ベッドの上では、麻衣が気を失うようにして眠っていた。
一糸纏わぬ姿で横たわる麻衣の肌は、汗でしっとりとぬれていた。
いつもならば風呂に入るかシャワーを浴びるかするのだが、今日の麻衣にはその気力が残っていないらしい。
少々無理を強いた自覚はあるので、ナルは麻衣の身体をタオルで拭いて事後処理を済ませた。
裸体に残る赤い痕に、ナルは視線を走らせる。


「・・・・・・・」


結局のところ、大人気なくジーンに嫉妬したのだ。
麻衣が婚約指輪のことをジーンに相談していたことはもとより、二人が会っていたことを内緒にされたのが気に食わなかった。
自分の中に沸き起こった衝動を止められずに麻衣にぶつけてしまった結果だ。
意識を失うまでしたのは久しぶりで、明日麻衣は起きあがることが困難なくらいだろう。
浴びせられるだろう麻衣の怒る声を想像して、ナルはシニカルな笑みを浮かべた。


「麻衣」

「・・・んー」


自分のパジャマの上を麻衣に着せ、ナルはベッドに腰掛けた。
麻衣の頬に張り付いている髪の毛を払いのけ、小さなキスを落した。

正式な婚約はまだだが、ナルの中でそれは決定事項であった。
麻衣以外のだれを婚約者にできようか。
何度も身体を重ねて、彼女の心も身体も手に入れた。
婚約は、それが形になるだけなのだ。

まるで、奇跡のような出会いだと、今なら思う。
普段は奇跡を信じないナルだが、この出会いばかりは信じている。
この広い世界で、自分の内側に滑り込み、あまつさえ居場所を与えるくらい気を許す異性など、もう二度と現れはしない。

そっと麻衣の左手を布団の中から取り出す.
白くて柔らかな、自分の愛する女性の手だ。
ナルはゆっくりと麻衣の薬指を口に含んだ。
指の付け根を舐め、痕が付くように噛む。


「んっ」


麻衣が甘い声をあげるが、起きる気配はない。
起こさないようにゆっくりと時間をかけてしるしをつけたナルは、満足そうに指を放した。
濡れた麻衣の左手の薬指には、真っ赤なリングがあった。

たぶん、麻衣はこの痕を隠すために絆創膏を貼るだろう。
それは、まるで自分にしか分からない、指輪だ。

明日この場所に合う指輪を買いに行こう。
そして、その指輪をこの指にはめる日も近い。

それまでは、この痕が、指輪の代わりだ。

ナルはもう一度、その痕に唇を寄せた。
独占欲と愛情で付けられた、赤い所有印に。

























い指輪
お疲れさまでした。ありがとうございました